父親と子供の親権〜(4)離婚時に子供の親権を決める方法と流れ

離婚時に子供の親権を決める方法と流れをご紹介します。離婚時に父母のどちらが親権を得るかに関わらず基本的な方法と流れは同じです。 1:離婚時の子供の親権は父母の話し合いで決める 離婚時には財産分与や慰謝料、養育費などさまざまな離婚条件について決…

父親と子供の親権〜(3)離婚時に子供の親権を父親が得るケース

母親が親権を得るケースが多く、日本の子育ては母親主体でおこなわれるケースも多いため、離婚時の親権は母親が得やすいといわれます。 しかし、父親が親権を得られないわけではありません。すでにお話ししましたが、親権の決定で重視されるのは子供の幸せで…

父親と子供の親権〜(2)父親が子供の親権を得る方法

前回から父親と子供の親権について解説をすすめております。 今回は、父親が子供の親権を得る方法について具体的にみていきたいと思います。 父親が親権を得るためにはどのような方法で進めればいいのでしょう。親権を得るまでの方法と流れについて説明しま…

父親と子供の親権〜(1)離婚時に子供の親権を父親が得にくい理由

子供の親権は母親が有利だといわれています。果たしてこれは本当の話でしょうか。 離婚の際に子供の親権を得たいと思っている父親にとっては「親権は母親が有利」「親権を父親が得ることは難しい」といわれてしまうと不安を覚えるかもしれません。 親権は必…

養育費と住宅ローンの支払いがきついときのよくある質問と対処法(2)

住宅ローンや不動産の基本的な情報を確認したら、次は住宅ローンにどのように対処するかを考えます。 対処法は5つあり、住宅ローンの返済状況などによって対処法が変わってきます。 1:住宅ローンの5つの処理方法 家を売却してきつい住宅ローンを解決する き…

養育費と住宅ローンの支払いがきついときのよくある質問と対処法(1)

養育費と住宅ローンを払っていると、ふたつの支払いを同時に抱えることになります。養育費だけでも負担が重い。住宅ローンだけでも大変だ。このような人はふたつの支払いの負担に苦慮することも少なくありません。 住宅ローンと養育費のふたつの負担に困って…

離婚を早期に成立させるには

前回の記事では、協議離婚にかかる平均的な期間などを説明しました。 今回の記事では、離婚を早期に成立させるためのポイントなどをご紹介したいと思います。 1:協議離婚が決まったら離婚協議書か公正証書の作成を 協議離婚が決まったら、話し合いで決めた…

協議離婚にかかる期間は平均何ヶ月?

協議離婚とは3つの離婚方法のひとつです。 協議離婚で夫婦が離婚する場合、どのくらいの期間が目安になるのでしょうか。この記事では協議離婚にかかる期間の平均や協議離婚で話し合うべき内容、話し合い後におこなうべきことなどをわかりやすく解説します。 …

離婚届を受理してもらえないケースとは?話し合い・手続きで揉めたときの対処法

離婚届を受理してもらえないケースと離婚の話し合いや手続きで揉めて長引くときの対処法についてみていきます。 1:離婚届を受理してもらえないケース 離婚届を提出しても受理してもらえないケースがあります。以下のようなケースでは離婚届が受理されないた…

離婚前に行う手続きと離婚後に行う手続き

今回は、離婚前に行う手続きと離婚後に行う手続きについて解説していきます。 1:離婚前に行う手続き 離婚届の直接的な記載や提出には関係ありませんが、離婚成立前にしておかないと後からトラブルになったり、後悔したりする手続きが5つあります。離婚前に…

離婚届の提出方法

離婚届は現在住んでいる自治体または本籍の自治体の役場にある管轄の窓口に提出します。戸籍などの窓口が管轄になっていることが多いため、離婚届を提出する予定の自治体に確認してみましょう。 離婚届を提出する方法は「持参」「郵送」「第三者による提出」…

よくあるご相談 離婚の手続きは大きく分けて3種類

一言に「離婚」といっても、離婚の手続きには3つの種類があります。離婚の手続きの3つの種類とは「協議離婚」「調停離婚」「裁判離婚」のことです。離婚の基礎知識として、まずは離婚手続きの3つの種類について説明します。 離婚するときは基本的に協議離婚…

よくあるご相談 離婚弁護士の費用相場について

離婚の際に弁護士への依頼を検討しているけれど費用面で不安を持ってご相談くださる方が増えています。以前も少しこのブログで紹介しましたが、離婚の弁護士費用は、案件によっても異なります。※下記の記事でおおまかな費用の内訳について紹介しています。 w…

離婚後の義両親と孫

結婚生活中は、親族として親しく付き合いのあった義両親や親族。しかし、離婚成立後は、義両親とあなたはアカの他人に逆戻りします。もちろん夫婦関係が終了しても、離婚後も普通に義両親との付き合いがあるという人もいるとは思いますが、そうでない場合が…

DVと離婚について

DV

家庭内のDV(ドメスティックバイオレンス)は、どんなに平和な世の中になったといってもなくなることはありません。また夫婦間だけでなく、子供にまで被害が及ぶこともあります。 とくに新型コロナウィルスにより、度重なる自粛生活とストレスから相談窓口な…

元夫が転職・転居などで所在不明により養育費の支払いが滞りだした場合の手続き

離婚時には「養育費」を離れて生活していく子供のために、支払い続けると言っていた元夫。しかし、最初のうちしか養育費がまともに払われず、気がつけばすっかり滞ってしまったりすることは、離婚後のトラブルとして非常によくあります。 このように離婚の際…

よくあるご質問 養育費が払われないときの手続き

離婚時に取り決めをしたはずの養育費を、きちんともらえている家庭は少ないのです。もちろん離婚はしてもお子様のために、ちんと支払いをしている人もいます。しかし、その数は日本の片親家庭のうち2割程度です。実際には、8割の家庭が養育費未払いの状況に…

よくあるご相談「面会交流」をさせたくない

「養育費をもらっているから、元夫(妻)に子どもを合わせなくてはいけないんですよね」そんな質問をされることが増えました。この質問の答えについて、今回はお話していこうと思います。 面会交流は原則実施です。しかし、勘違いされる方が非常に多いのです…

海外の離婚事情

日本では離婚する夫婦の数が増えつつあり、3組に1組は離婚していると言われています。 一方、世界に目を向けると、どのような離婚事情になっているのでしょうか。 婚姻は各国の国内法による制度であり、その国の歴史や宗教観も影響するので、離婚のしやすさ…

離婚と子供の姓

このブログの別の記事でも書かせていただきましたが、離婚に際しては子供の姓をどうするか検討する必要があります。離婚の相談をいただくとき、子供の苗字は変えたほうがよいのかどうかというご質問をよくいただきます。基本的には、親権者となったほうの親…

モラハラと離婚について

いわゆるモラハラ、モラルハラスメントによる離婚は近年増えています。モラハラとはいったいどのような状態をいい、モラハラが認定された場合どのような対応がとれるのでしょうか。この記事では、モラハラと離婚についてご説明します。 1, モラハラとは? モ…

養育費はあとから変更されることがある?

養育費は、子供と離れて暮らす親がその子の扶養のために、養育している側の親に支払うお金です。養育費は通常離婚時に決められ、毎月一定額を子供が成人等するまで支払われるものです。 子供が小さいときに離婚している場合などは、養育費の支払いは長期にわ…

法定離婚原因とは

法定離婚事由という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。日本の家族法は有責主義を基調としており、単に愛情がなくなったというようなあいまいな理由では、相手の同意なく離婚することはできません。一方、法定離婚事由がある場合は、相手が離婚を拒否して…

調停手続きにおける審判とは

日本での離婚の多くは当事者間の話し合いである協議離婚で決まりますが、話し合いがうまくいかないときは、調停を前置とした裁判手続きで行うことになります。 ところで、離婚調停の途中で調停が審判に切り替わることがあることをご存知でしょうか。審判離婚…

再婚禁止期間について

.厚生労働省が発表している統計データによると、夫婦の一方又は両方が再婚であるカップルは全体の3割弱程度いるようです。 離婚や再婚が珍しいことではなくなってきた昨今、離婚後新しいパートナーと再婚して今度こそは幸せな家庭を築きたいと願われる方もい…

不倫慰謝料

芸能人の不倫がニュースを騒がせたりしていますが、配偶者の不倫が発覚すると、被害者は大きな精神的痛手を負います。どのように対応するかは夫婦関係や被害者の価値観にもよりますが、浮気をした配偶者や不倫相手から、精神的損害を填補する不倫慰謝料をも…

離婚と弁護士費用

離婚をする際に、全ての夫婦が当事者だけの円満な話し合いにより離婚できるわけではありません。離婚は男女間の複雑な感情に法律や財産の問題が絡むため、当事者間の話し合いが感情的になりがちなテーマであるともいえます。当事者同士の話し合いにより状況…

離婚と子供の相続

日本では夫婦が離婚すると、どちらか片方の親が親権者となり子供と一緒に暮らし、親権者とならなかったほうの親は子供とは離れて暮らすことになります。非監護親が子供とどの程度面会交流の機会をもつかはそれぞれの家庭によって異なり、親子の親密度愛もそ…

よくあるご相談 親権を獲得するために

離婚の際に大きな揉め事のなる事項のひとつに、お子様の親権の帰属があります。夫婦は離婚してしまえば他人ですが、血を分けた我が子となるとそう簡単には割り切れないことが多いでしょう。夫婦の合意でどちらが親権者になるかすんなり決まればよいのですが…

よくあるご相談 面会交流

離婚をする際には、父母のどちらが未成年の子供の親権者になるかを決める必要があります。親権者とならなかった親には、子供と定期的に面会する面会交流権があります。離婚後別に暮らすようになった家族が会う機会になるので感情的にデリケートな問題になり…